福井ウィメンズクリニック 福井ウィメンズクリニック 電話番号0899690088 福井ウィメンズクリニック 電話番号0899690088

Q&A 不妊治療|愛媛県 松山市 福井ウィメンズクリニック

不妊治療 不妊治療

Q&A

不妊治療についてのよくある質問

治療方針は?

目指しているのは、自然な方法で自然妊娠とかわらない出産をしていただくこと。

  1. 心とからだに負担の少ない治療を心がけています。 排卵誘発剤が必要な患者様に対しては低刺激治療を実施し、胚盤胞凍結保存法や体外成熟培養法(IVM)を用いて可能なかぎり低刺激な体にやさしい治療を行っています。
    さらに最近はリスクマネジメントが重要視されています。当院でも開設時からダブルあるいはトリプルチェックを行い受精卵の取り違いが起こらないよう最善の対策をとっています。
  2. ナチュラル法による成績向上を目指しています。 技術面では排卵誘発剤を使わない自然排卵周期法(ナチュラル法)による体外受精(顕微授精)の成績向上に取り組んでいます。2008年4月に学会は、多胎防止策として移植胚数を原則1個(場合により2個)とする見解を示しました。これは自然周期採卵(ナチュラル法)を中心として「1個の採卵で単胎妊娠を目指す」という、当院開院以来のコンセプトと合致すると考えられています。 排卵誘発剤が必要な患者様に対しては低刺激治療を実施し、胚盤胞凍結保存法や体外成熟培養法(IVM)を用いて可能なかぎり低刺激な体にやさしい治療を行っています。さらに最近はリスクマネジメントが重要視されています。当院でも開設時からダブルあるいはトリプルチェックを行い受精卵の取り違いが起こらないよう最善の対策をとっています。
  3. カウンセラー&コーディネーターがすべての方をサポートします。 近年、体外受精に関する技術の進歩はめざましいものがあります。
    しかし、その一方で治療を受ける方の様々な負担が増大しています。そのため、次々に登場する治療技術に対して、ご夫婦が一緒になって理解を深めていく努力が必要になります。このことは治療成功後の出産・育児にとって、とても大切なことだと考えています。
    これらをサポートするため、こころのケアを行うカウンセラーや、治療をわかりやすくお伝えするためのコーディネーターの育成に取り組んでいます。また、学会認定の専門スタッフによる相談窓口も開設しています。
不妊治療助成金制度について教えてください。
当院は愛媛県及び松山市の特定不妊治療助成金制度の指定施設です。
愛媛県内にお住まいで、体外受精、顕微授精および男性不妊治療(TESE)の高度生殖医療をお望みの方は、治療費の一部を負担する助成金を申請し、受け取ることができます。
申請の詳しい対象者、申請書類については各自治体のホームページ、または最寄りの保健所へお問い合わせください。また当院スタッフにもお気軽にお尋ねください。
画像ファイリングシステムとは?
診断や検査で得られた画像をコンピュータにとりこんで保存、処理、検索するシステムです。
このシステムの導入により、受精卵や精子運動の様子、超音波、X線の画像を、瞬時にコンピュータ画面に表示できるようになりました。患者様に画面を見て頂きながらよりわかりやすい説明が可能になりました。
不妊カウンセリングって?
ご夫婦にあった治療の選択をして頂くための情報提供・相談のプロセスのことです。 不妊治療はご夫婦の希望で成り立っています。治療はおまかせ・・・ではなく、自分たちの状況を知り、その上で自分たちに合った治療選択をして進んでいくスタイルです。そのためには、まず正確な情報や治療上のリスクを十分に理解して頂く必要があります。
でも、こんなことを聞いてもいいのかな・・・
  • 検査ってどんなもの?
  • 今の私たちの状況は?
  • どんな選択肢があるの?どれを選択したらいいの?
色々な疑問や不安があるかと思います。些細なことでも構いません。
不安が強くても話すことで気持ちが楽になったり、知ることで不安が解消されたりすることはよくあります。
少しでも気持ちにゆとりが生まれ、ご夫婦が納得して治療を進められれば・・・と考えています。お気軽にご相談にいらっしゃってください。

対象当院不妊外来の受診の患者様
施行時間30分以内(有料)。
超過の場合は15分ごとに追加料金を頂いております。
予約制 ご予約はお電話にて承っております。
089-969-0088
学会発表演題及び発表論文
  • 2018-2016年
  • 2015-2009年
  • 2008-2002年
  • タイムラプス培養法はDay4胚盤胞の形成を促し、妊娠成績を向上させる
    第5回愛媛生殖医学研究会・発表:2018年3月10日 愛媛・いよてつ会館
  • 卵管瘤水腫に対する腹腔鏡下卵管切除術のART成績に及ぼす有用性について
    第30回愛媛県産婦人科医会臨床集談会・講演:2017年12月16日 愛媛・ひめぎんホール
  • 最近の生殖医療の動向と当院における取り組みについて
    第70回東予産婦人科医会学術講演会:2016年11月16日 愛媛県・YOURS(ユアーズ)
  • タイムラプスを用いた初期胚発育における異常所見出現頻度と年齢の関係性
    第60回日本生殖医学会学術講演会・総会:2016年11月3日~4日 パシフィコ横浜
  • 自然排卵周期を用いたassisted reproductive technologyの有用性に関する検討-15年間のデータ解析と知見- 愛媛県産婦人科医会報(2016年:第52号:P14-21)掲載
  • 当院における無精子症治療の臨床成績-simple-TESEならびにmicro-TESE-
    第27回愛媛県産婦人科医会臨床集談会・講演:2016年5月28日 愛媛・県医師会館
  • 自然周期ARTの有用性に関する検証―15年間のデータ解析と知見―
    第3回愛媛生殖医学研究会:2016年3月5日 愛媛・いよてつ会館
  • 顕微授精における未受精例に対するペントキシフィリンを用いた精子活性化処理の有用性
    日本受精着床学会雑誌(2015年:第32巻:第1号:p82-85)掲載
  • Stimulation of sperm with pentoxifylline prior to intracytoplasmic sperm injection increases fertilization success
    第60回日本生殖医学会学術講演会 IFFS/JSRM International Meeting 2015:2015年4月26日~29日 パシフィコ横浜
  • 胚連続観察(タイムラプスモニタリング)システムを用いた新しい胚の培養方法について
    第58回愛媛県産婦人科医会学術集談会:2014年12月20日 ひめぎんホール本館
  • 当院におけるrescue-IVM-ICSIの有用性について
    第59回日本生殖医学会学術講演会・総会:2014年12月4日~5日 京王プラザホテル
  • 着床障害に対するOK432免疫療法と妊娠予後について
    第59回日本生殖医学会学術講演会・総会:2014年12月4日~5日 京王プラザホテル
  • ワインクーラーを用いた精子保存の有用性
    第32回日本受精着床学会:2014年7月31日~8月1日 ハイアットリージェンシー東京
  • ICSIにおける未受精例に対してpentoxifyllineによる精子活性化処理は有用か?
    第58回日本生殖医学会学術講演会・総会:2013年11月15日~16日 神戸国際会議場、神戸ポートピアホテル
  • 着床障害症例における末梢血NK細胞活性ならびにOK432免疫療法の有効性について
    第58回日本生殖医学会学術講演会・総会:2013年11月15日~16日 神戸国際会議場、神戸ポートピアホテル
  • 子宮内膜症合併不妊における腹腔鏡手術がART成績に及ぼす影響について
    第57回日本受精着床学会:2012年11月8日~9日 長崎ブリックホール
  • 当院における40才以上のART成績について ー当院における治療限界年齢の検討ー
    第30回日本受精着床学会:2012年8月30日~31日 大阪国際会議場
  • 反復着床不成功例に対する移植前周期のendometrial datingの有用性について
    第29回日本受精着床学会:2011年9月9日 東京・京王プラザホテル
  • 自然周期採卵によるARTを何回までtryすべきか
    第55回日本生殖医学会:2010年11月11~12日 あわぎんホール&ホテルクレメント徳島
  • 自然周期採卵によるARTの妊娠・周産期成績に及ぼす影響 -卵巣刺激周期との比較-
    第55回日本生殖医学会:2010年11月11~12日 あわぎんホール&ホテルクレメント徳島
  • 自然周期採卵においてGnRHアンタゴニストの投与は有用か -採卵前の血中LH値別の検討-
    第27回日本受精着床学会:2009年8月6日 京都・京都国際会議場
  • 自然周期採卵におけるpremature LH surge例の対応と臨床成績の検討
    第27回日本受精着床学会:2009年8月6日 京都・京都国際会議場
  • 子宮adenomatoid tumorの一例(腹腔鏡下筋腫核出術の伏兵)
    第46回愛媛県産婦人科医会学術集談会:2008年12月27日 愛媛・県医師会館
  • Minimal stimulation protcol としてのFlare cycle IVF/ICSIの成績 当院におけるIVM-ICSIの成績
    第53回日本生殖医学会:2008年10月24日 神戸・神戸国際会議場
  • 受精前の卵子の質を解析する装置(Oosight Imaging System)
    第25日本受精着床学会:2007年8月30日 宮城・仙台国際会議場
  • GnRHアンタゴニスト製剤(セトロタイド)を用いたARTの臨床成績
    第42回愛媛県産婦人科医会学術集談会:2006年12月16日 愛媛・県医師会館
  • 周産期成績の及ぼすARTの影響 -卵巣刺激法による比較検討-
    第51回日本生殖医学会:2006年11月10日 大阪・リーガロイヤルホテル
  • GnRHagonist flare cycleにおけるIVF/ICSIの成績
    第51回日本生殖医学会:2006年11月9日 大阪・リーガロイヤルホテル
  • 生殖補助医療における夫婦面談の有用性について
    第51回日本生殖医学会:2006年11月8日 大阪・リーガロイヤルホテル
  • 生殖補助医療における夫婦カウンセリングの有用性について
    第40回愛媛県産婦人科医会学術集談会:2005年12月17日 愛媛・県医師会館
  • HMG製剤を追加したGnRHアゴニストNatural cycle IVF/ICSIの試み
    第50回日本不妊学会:2005年11月17日 熊本・スカイホテル
  • 周産期医療に及ぼすAssisted Reproductive Technologyの影響 -自然周期を用いたART診療の影響についての解析-
    第4回愛媛周産期研究会:2005年1月29日 愛媛・県立中央病院
  • Natural cycle IVF/ICSIの成績に及ぼす年齢因子の影響
    第38回愛媛県産婦人科医会学術集談会:2004年12月18日 愛媛・県医師会館
  • GnRHアゴニストを使用した新しいNatural cycle IVF/ICSIの試み
    第49回日本不妊学会 北海道・旭川グランドホテル:2004年9月3日
  • Natural cycle IVF/ICSIの成績に及ぼす年齢因子の影響
    第49回日本不妊学会 北海道・旭旭川グランドホテル:2004年9月2日
  • 精漿中のエンドトキシン濃度の測定とARTに及ぼす影響について
    第48回日本不妊学会 東京・品川プリンスホテル:2003年10月1日
  • 高速自動蛍光免疫ホルモン測定装置(エバネット)を用いたnatural cycle IVFの臨床成績
    第48回日本不妊学会 東京・品川プリンスホテル:2003年10月1日
  • 当院におけるnatural cycle IVFの臨床成績
    第33回愛媛県産婦人科医会学術集談会 愛媛・愛媛県医師会医学研修所:2002年6月1日
妊娠しやすいからだを作るには?

妊娠の基本は健康なからだづくりです。
それに欠かせないのが食事運動リラクゼーション。まずは自分のからだと向きあってみましょう。

BMIを計算してみましょう

身長と体重を入力し、『計算』をクリックするとBMIの数値が計算されます。

身長
 cm
体重
 kg
BMI
痩せBMI 18.5未満 標準BMI 18.5~24.9(理想22.0) 肥満BMI 25.0以上

痩せや肥満の人は排卵障害、月経不順につながりやすく、妊娠後のすべて(妊娠経過、出産、産後)のリスクが高くなります。
肥満の人は食生活を見直し適度な運動を。痩せの人は運動でお腹をすかせ、食欲を増進させましょう。

食事

1.肉・魚・大豆類 2.乳製品・海藻・小魚 3.緑黄色野菜 4.淡色野菜・果物 5.穀物・イモ類 6.油脂類 の6つの基礎食品の中からバランスよく摂取を。
アスパラガス、ほうれん草、しいたけ、たまねぎなど、血流によい食品を積極的に摂りましょう。

運動

ウォーキングや自宅でのエクササイズ、ヨガなどで適度にからだを動かして血流アップを。
運動はストレス軽減の効果もあります。
エレベーターではなく階段を使い、早歩きなどを心がけて、無理せずはじめましょう。

リラクゼーション

日常生活のストレスは当たり前。上手にリフレッシュして発散することです。
ただし、喫煙は血流を低下させ、卵子や精子に悪影響を及ぼします。
妊娠後の胎児の発育障害や早産の原因にもなるため、卒煙の努力をしましょう。

体外受精についてのよくある質問

体外受精・胚移植術とは?
成熟した卵子を作り(自然周期又は排卵誘発法)、卵巣から取り出し(採卵術)、試験管の中で元気のいい精子と一緒にして(媒精)受精させた後、2~5日間培養器の中で培養した胚を子宮の中に戻す(胚移植術)方法です。
体外受精:IVF-ET(in vitro fertilization embryo-transfer)は、1978年にイギリスのエドワード医師とステップトー医師により始めて成功しました。後の技術革新は目覚ましく、国内で累計18万人以上の赤ちゃんが誕生したと推計されています。体外受精は国内で500カ所以上の施設で実施され、年間延べ10万人の方が治療を受けています。年間約2万人の赤ちゃんが誕生し、現在生まれてくる赤ちゃんの50人に1人が体外受精により誕生する時代となりました。
体外受精の出産できる確率はどのくらいですか?
年齢によって異なりますが移植できた方の約20%です。年齢上昇に伴い流産率や子宮外妊娠率は上昇してきます。
自然周期採卵における妊娠率はどれくらいですか?

※対移植妊娠率は2017年6月までのデータです。

NC法(N-HMG 含) 対移植妊娠率 流産率
~29歳 24.5%
(25/102)
0%
(0/23)
30~34歳 20.4%
(82/401)
9.3%
(7/75)
35~39歳 16.1%
(81/504)
18.8%
(13/69)
40~42歳 6.4%
(12/188)
20.0%
(2/10)
43~44歳 4.1%
(2/49)
100%
(2/2)
45歳 4.3%
(1/23)
100%
(1/1)
全体 16.0%
(203/1267)
13.9%
(25/180)
何個卵を子宮に戻すのですか?
  • 35歳未満で初めて移植する場合は1個移植
  • 35歳以上の方や2回以上移植を続けて妊娠に至らなかった方は2個移植可

上記に基づいて、胚のグレードや経過などを考慮しながら決定します。
2008年4月の日本産婦人科学会の見解に従って実施しています。

体外受精で受精しなかったり分裂しなかった卵または戻さずにあまった卵はどうなりますか?
精子や卵子のコンディションが悪い場合や、受精障害のある場合は受精しないことがあります。また授精しても正常に 分割しないものもあります。この場合移植は中止し、受精卵は破棄します。また、余った正常な分割胚は同意を得て凍結保存を行います。(別途契約書の作成と凍結管理料が必要)受精卵や精子の凍結保存期間は原則1年です。
体外受精、顕微授精で異常な赤ちゃんが生まれる可能性は高くないのですか?
異常児の出産頻度は自然妊娠の場合(1-2%)と変わらないと報告されています。体外受精を行っても本当に正常な卵子と精子が受精しなければ赤ちゃんにはなれないからです。ただ、治療法自体の歴史は浅く我々の予期せぬ未知のリスクが存在するかもしれません。将来体外受精児の肉体的、精神的発育並びに子孫に影響を及ぼすことがあっても当院は一切責任を負わない事を了承してください。
妊娠後に何か気を付けなければいけないことがありますか?
体外受精で妊娠した総ての人が出産できるわけではありません。自然妊娠に比べて流産率(約3倍)や子宮外妊娠率(約5-8倍)が高いことが知られています。妊娠後もしばらくは注意して見ていく必要があります。また多胎(双子以上)率は約15%です。
体外培養技術(IVM)とは?
未成熟な卵子を採取して体外で成熟させる技術をIVMと言います。
通常はhCGの注射によって成熟された卵子を取り出しますが、前述した通り卵胞がたくさん発育するとOHSSになる危険性が高まります。そこでhCGの投与を中止し、OHSSの危険性を回避していきます。
しかしこの場合、hCGによる体内成熟が行われないまま採卵するので、未成熟卵を採取することになり、これらは体外で成熟される必要があります。まず採取した未成熟卵を1~2日かけて培養し、成熟させます。そして、成熟した卵子に顕微授精を行い、受精卵を凍結保存、後日、自然周期やホルモン補充周期にて解凍移植するという生殖技術のすべてを集結させた方法と言えます。

欠点として採卵率の低さがあげられます。採卵できる確立は30~40%で通常採卵の半分以下です。また培養によって必ず成熟するとも限りませんが、成熟した場合の受精率は通常と変わりません。
適応となる方は限られており、実施例も多くはありませんが2002年に出産例(中四国初)を得ております。
体外受精の予定ではなく一般排卵誘発をしていて数多くの卵胞ができててしまい、急遽この技術を使用するケースもあります。そのほとんどの方が多嚢胞性卵巣症候群という排卵障害を持っている方です。すなわち治療をキャンセルしたくないが、副作用は出来るだけ抑えたいと希望される方がこの技術を選択されるということになります。この場合も急遽夫婦面談をして施行することになります。
またhCGを投与して通常の採卵をしても、未成熟な卵子が採取されるケースがあります。この場合もIVMの適応とし、顕微授精を行ないます。(hCG投与後の未成熟卵の体外成熟率・受精率は低いと言われております。)
着床しにくい人に対する対策は?
良好な卵を戻しても子宮に着床しない方がいます。着床現象の本質は解明されておらず必ず有効な対策が見つかるとは限りませんが、その方に合った方法を根気強く見つけていくことが必要です。原因は受精卵(胚)側と母体(子宮)側に大別されます。

受精卵側の対策

  1. アシステッドハッチング 胚は着床の際に透明帯という殻を破って(孵化)子宮に接着します。しかし、この時透明帯が硬い・厚い等の理由で孵化できない可能性があるのではないかと考えられています。
    アシステッドハッチングとは、レーザによって透明帯に穴を開け、その穴から胚を出やすくさせる補助的技術です。
  2. 胚盤胞移植 胚を5日間培養して着床直前の段階まで育ててから移植する方法です。着床率を上げることができますが、胚盤胞に到達する胚は体外培養では5~6割と言われています。(胚の質によっても変化します。)
  3. 移植数アップ 着床は胚と子宮内膜の相互関係(シグナルのやりとり)によって成立すると言われています。移植数を増やすことによって胚からシグナルを増幅させ、内膜の着床環境を整えます。現在行っている最大の治療法は胚盤胞2個移植です。
  4. 卵子の作り方の変更 卵子の作り方にはいろいろな方法があります。ナチュラル法を基本としていますが、状況に応じて作り方(誘発法)を変更し、その方に合った方法を見つけていきます。
  5. 顕微授精への変更 体外受精では受精はするものの、グレードの高い胚が出来ない方がいます。理由の一つとして受精のタイミングのズレが考えられる為、受精時期を一定にする目的で顕微授精へ変更する場合があります。
  6. タイムラプスモニタリングシステムの使用
  7. 薬物療法(ピル・漢方・ビタミン)やサプリメントの使用

母体側の対策

  1. 自然周期採卵 誘発法で結果が得られなかった場合、ナチュラル法へ切り替えて対処することがあります。
  2. 着床環境の変更 一旦凍結して解凍した胚を、自然周期またはホルモン剤によって内膜を作った周期(ホルモン補充周期)に移植します。
  3. 新子宮内膜刺激胚移植法 胚盤胞移植の数日前にHCGを子宮内に注入し、着床環境を整えた上で胚盤胞移植を行う方法です。
  4. 特殊検査 子宮内膜日付診/NK/MLCなどの検査を行い、着床不全の原因を探っていきます。
  5. 免疫療法 ステロイドホルモン・ピシバニール療法・イントラリピッド療法
  6. 薬物療法(ピル・漢方・ビタミン)やサプリメントの使用
年齢の影響について教えてください。
年齢が上昇するに従って妊娠率は低下していきます。また自然妊娠と同様に、母体の年齢上昇に伴って流産率は高くなります。
年齢別に見た体外受精成功率は詳しくはこちら
何回くらい治療を受ければ成功しますか?

表全体を見る際はフリック操作でご覧ください。

当院で治療され妊娠へ至った方の平均移植回数(2017年6月迄)
年齢 ~29歳 30~34歳 35~39際 40~42歳 43~44歳以上 45歳以上 全体
平均移植回数 2.2±1.4回 2.3±1.4回 2.7±1.6回 3.6±2.2回 3.5±2.8回 4.5±3.5回 2.6±1.6回

年齢とともに妊娠する移植回数は増える傾向にあります。(最大22回)
妊娠する方の大半は移植2~4回以内で成功していることになります。

費用はどのくらいかかりますか?
費用については詳しくはこちら
臨床成績の報告の義務について
当院は日本産科婦人科学会の生殖補助医療登録施設であり、また特定不妊治療費助成事業の愛媛県指定施設でもあります。
それぞれの機関へ随時ないし、年に1回の臨床成績の報告義務が課せられております。

体外受精・顕微授精・凍結解凍胚移植に関しての報告内容

各治療周期において

  • 患者様の身体的情報・助成事業の使用の有無・治療方法・卵の状況
  • 精子の状況・受精の状況・卵巣刺激方法・黄体管理の方法・移植の方法
  • 妊娠の状況

ならびに各報告内容の総数(1年毎)

妊娠した場合に関して

  • 産科合併症・分娩様式・妊娠予後(在胎周数など)
  • 出産年月日あるいは人工流産日・胎児数・児の性別と体重
  • 早期新生児予後・児の先天異常名/染色体異常名

重要事項

治療に先立って報告そのものに対してご承諾頂くこと、また報告に際して当院よりご本人様へお問い合わせをする場合や、出産された施設へ妊娠分娩や児に関する情報を照会することがあることをご承諾頂く必要があります。
個人が特定できる実名や住所や生年月日は一切報告および公表することはありません。
承諾頂けない場合は当院での治療は行えませんので必ず治療前にお申し出ください。
治療後のお申し出や異議申し立てには一切応じられませんので十分にご考慮ください。

培養室や受精卵に対する安全管理について教えてください。
平成21年2月に香川県にて受精卵の取り違え事件が発生しました。いかなる業務においてもヒューマンエラーの可能性を認識し、その発生を限りなくゼロにする努力が重要です。当院では認定培養士が複数名おり、ダブルチェックまたはそれ以上のチェックを行っています。また同じ操作テーブルに複数の方の卵子や精子を置くことを禁止し、培養士がお互いに監視・確認しながら作業を行っております。
停電対策もとっておりますが、地震や火災などの不慮の事象により大切な卵子・精子・受精卵を失う危険性はゼロではないということをご理解頂くとともに、これらの場合の責任は当院では負えないことをご了承ください。

顕微授精についてのよくある質問

顕微授精について
体外受精は本来卵管の中で行われている環境を再現している方法で、1個の卵子に5万~10万の精子をかけて受精させます。 顕微授精は特殊な機械と顕微鏡を使って精子を使って精子を卵子の中に直接注入する方法で、1個の卵子と1個の精子を用いて受精させます(卵細胞質内精子注入法:ICSI)。
これは1992年にベルギーの Palermoらによって世界で初めて成功した方法であり、1994年に国内で初めて赤ちゃんが生まれています。
体外受精では翌日、顕微授精では採卵当日に卵子周囲の細胞を取り除くことで、卵子の状態を詳しく観察します。採取直後は卵子の詳細ははっきりとは分かりません。
顕微授精には特別な準備が必要ですか?
採卵当日の精子と卵子の状況によっては顕微授精が必要になる事もありますので、同意書は最初から体外受精でも顕微授精でも行えるように準備していただきます。また、体外受精を行っても受精しない場合に急遽、顕微授精を追加することがあります。
これをレスキュー顕微授精といい、この場合の顕微授精料金は採卵数日後で請求となりますので、ご了承ください。
どうしても顕微授精には抵抗があり、施行してほしくない際は事前にお伝えください。
急に顕微授精が必要になるときはどうなりますか?
ご主人さんの精子の状態が本番当日、非常に悪い場合がたまにあります。この場合に急に顕微授精が必要になることがあり、早急に準備をして対応します。そのため同意書は最初から体外受精でも顕微授精でも行えるように準備していただきます。 また、体外受精を行っても受精していない場合に急遽顕微授精に切り替えるレスキュー顕微授精を行うこともあります。この場合、顕微授精の料金は採卵数日後での請求になりますのでご了承ください。どうしても顕微授精には抵抗があり、施行してほしくない場合は事前に申し出てください。
顕微授精を用いた無精子症の治療とは?
無精子症治療について詳しくはこちら