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高度生殖医療 不妊治療|愛媛県 松山市 福井ウィメンズクリニック

不妊治療 不妊治療

高度生殖医療

自然周期採卵

誘発剤を使わず自然排卵に合わせて体外受精を行う方法です。

低刺激周期採卵

内服中心に刺激して不足分は注射を使用する方法です。
注射を減らして副作用を抑えられるメリットがあります。

体外受精(IVF-ET)

体外受精とは、卵子と精子を体外に取り出し、受精させてから子宮内に戻す方法です。
排卵誘発法で成熟卵を作り、それを卵巣から採卵し、試験管の中で精子と受精させます。
2~5日間培養し、赤ちゃんの種になる分割卵や胚盤胞を育て、これを子宮に移植します。
もともとは、卵管閉塞などで妊娠できない人のために開発された方法ですが、現在は、男性不妊、原因不明不妊、抗精子抗体陽性、排卵障害の方にも適応されています。
一般的には排卵誘発剤を使用しますが、自然排卵のある方は、誘発剤を使わない自然排卵周期法(ナチュラル法)による体外受精(顕微授精)からスタートします。
結果が出ない場合、徐々に誘発法へステップアップしていきます。
一方、誘発剤で誘発されない場合、ナチュラル法に切り替えることもあります。 

顕微授精(ICSI)

顕微授精は1個の卵子に1個の精子を用いて受精させる方法です。
特殊な機械と顕微鏡を使い、精子を卵子の中に直接注入します。
受精率は50~80%で、卵を戻した人の妊娠率は20~25%です。
この方法を行うのは、体外受精で受精できない、体外受精での受精率が非常に低い、あるいは精液所見で最初から体外受精は不可能と考えられる場合などです。
また、体外受精で受精はするものの、卵のグレードが悪い場合にも行うことがあります。

受精前の卵子の質を解析

受精前の卵子の質を解析する装置(特殊偏光顕微鏡)を導入いたしました。
Oosight Imaging System (CRI社)を用いて、卵子には卵子の紡錘体(分裂途中の核)を観察することにより、卵子の受精能力の評価や受精率の向上が可能となりました。

タイムラプス培養法

タイムラプスモニタリングシステム

全ての方の卵子の培養をタイムラプスで行っています。

当院では妊娠率の向上にむけて、胚へのストレス軽減及び胚の分析を行うため、Primo Vision タイムラプスモニタリングシステムを導入しました。
通常胚を観察する際はインキュベーターから取り出し、顕微鏡下で行います。しかし、この作業により培養液中のPHの変化や温度低下が起こり、胚にストレスがかかる懸念があります。
このタイムラプスモニタリングシステムは、胚をインキュベーターに入れたまま観察ができる為、胚にとってより良い環境で培養する事が可能です。
また発育の様子を動画で観察する事で、受精や分割・発育速度が正常であるかどうかなどの情報を得ることが出来ます。
複数個の受精卵がある場合は、これらの情報をもとに良好胚の選択をすることができ、妊娠率の向上が期待できます。

費用

当院では基本的に全例使用のため培養料に含まれております。

  • メンテナンス等により使用できない場合は培養料よりタイムラプス使用料分を減額することがあります。
  • ご希望により胚発育の画像データをUSBにてお渡し出来ます。追加料金:1,500円(税込み)
注意事項
  • タイムラプスから分かることは形態評価であり、受精卵の染色体異常の有無などが解るわけではありません。
  • 機械の不調などにより、タイムラプスによる撮影が一時中断されることがあります。このような不慮のトラブルが生じる場合もありますのでご了承下さい。培養そのものに影響はありません。
受精~胚盤胞までの様子

精子活性化処理・卵子活性化処理

精子活性化処理

ペントキシフィリンは、精子無力症における精子の運動性の賦活化やTESE(精巣内精子回収法男性不妊 を参照)における運動生存精子の選別・回収などに使われています。 当院では顕微授精の受精率改善を目的としてペントキシフィリンを使用しており、80%以上の方で改善が認められています。

卵子活性化処理

精子活性化処理を行っても受精卵が得られない方に対して、次の段階としてカルシウムイオノフォアを用いた卵子活性化処理を行っています。受精の過程で精子が卵子内に侵入すると精子から卵子活性化物質が放出し、卵子内のカルシウム濃度が上昇します。 カルシウムイオノフォアはこのカルシウム濃度の上昇を補助するための薬剤です。 当院ではカルシウム処理を行った全ての症例で受精率の改善が見られました。

当院のペントキシフィリンおよびカルシウムイオノフォア処理における臨床成績について
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体外成熟培養(IVM)による不妊治療

体外成熟培養(IVM)による不妊治療により中四国で初めて出産に成功しました。
副作用の少ない新しい不妊治療の開発に期待が寄せられています。全国でも成功施設は数施設です。

IVMとは

排卵誘発剤を使用しないが、HMG製剤のみを少量使用して未成熟の卵子を体外に取り出して体外で成熟培養を行い、顕微授精を用いて妊娠させる方法です。
7~8年前から大阪のクリニックを中心に取り入れ始めております。
排卵誘発剤による副作用が起こりやすい体質の患者に対して安全性の高い治療が提供できることで着目されています。全国で50名程度の出産例があり、1995年に世界初、2000年(平成12年)に本邦初の出産例が報告されています。
体外での卵子の成熟培養は技術的に難しくまだ全国的にも成功例が少ないが今後の発展が期待されております。

過去の症例

患者様は県内在住の30才代の女性。重度の排卵障害による不妊に悩んでおりました。
2005年1月に近くの病院を受診、6回にわたり 排卵誘発剤による治療を受けるも妊娠できず、卵巣過剰刺激症候群とよばれる副作用を発症し治療を中断せざる得ない状況が続いておりました。
2006年6月に当院を紹介され2006年8月に卵巣から未成熟卵子8個を回収いたしました。
そのうち4個を体外培養にて成熟させることに成功しました。
これに顕微授精を施行し2個の受精卵を得ました。一端受精卵を凍結保存し後日、凍結解凍した1個の受精卵を子宮に移植したところ妊娠が成立いたしました。この間の治療による副作用は全く認めておりません。
2007年6月妊娠39週にて女児を紹介病院にてご出産いたしました。現在、母児ともに健康で異常は認められていません。
この方法による出産例は2002年に続き2人目で中四国での出産例はなく、排卵障害があり治療の副作用の出やすい患者様に対して安全性の高い不妊治療を提供できることが期待されております。

※排卵誘発剤 とは
排卵障害や体外受精の患者に対して使用される2種類の薬剤。
まずFSH製剤(卵胞刺激ホルモン製剤)にて卵子を発育させ、引き続きHCG製剤(黄体化ホルモン製剤)で成熟した卵子を排卵させます。
HCG製剤をうった後で体質によってはOHSS(卵巣過剰刺激症候群)と呼ばれる副作用が起こる場合あり、重篤な場合は生命に危険が及ぶこともございます。
これまで副作用のリスクが高い場合はHCG製剤を中止して治療を中断することもございます。